~超魔王~ヴラド戦記   5話 再開
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5話 再開 

2008.03.08 (Sat)
病室を出た殺那は、階段で二階に下がり自動販売機を探す。


「殺那」



自動販売機の前に立つ殺那に青年が話し掛けてきた。

殺那は、懐かしいその声に振り返らずに自動販売機から出たジュースを手にとり答える。


「久しぶりっすね。ナオさん。」

殺那にそう呼ばれた青年は、薄い唇で笑みを浮かべ続けて話す。


「相変わらずそうだな。」

殺那は、ようやく振り返る。

「ナオさんも全然変わんねーじゃん。1年振りかな。何してたの。」


ナオと呼ばれた青年は、自動販売機の前に置いてあるベンチに座る。

「まぁ色々とね。」
「相変わらず、まぁ色々なんすね。」

この青年の名前は、裏戸 直巳

殺那は直巳と一番荒れていた頃に出会った。
心が暗く荒んでいた刹那は、直巳の持つ不思議な雰囲気に心を解された。
直巳も刹那に共感しそれからしばらく行動を共にした。
それからというもの刹那は、唯一自分を出せる存在として直巳を慕っていた。


「殺那。お前ちょっと時間あるか?」

「う~ん。ちょっと見舞いに来てて、あの二年の来見って子の。ナオさん覚えてる?」

直巳は、笑顔を浮かべ答える。

「ああ、覚えてるよ。まだ入院してるんだよな。」

直巳そう言い少しうつむいた後に刹那をじっと見つめる。

「な、なんだよ。ナオさん。」

「いーや。なんでもねぇ。」

直巳はベンチを立ち上がり歩き出す。刹那は直巳の背中を見つめる。

「ナオさん。今度はどこ行くんだい?」

直巳は、振り返り笑うと

「刹那、最近の空はどうだい?」

「どうだって・・・相変わらず灰色だし。毎日つまんねーよ。」

直巳は、また微笑む

「確かにつまんねーよな。でも思うんだ。」

直巳は、窓から見える空を見上げた後刹那をしばらく見つめ

「何かおもしろい事がおきそうだとは思わないか?こんな暗い灰色の空は。」

「うーん。わかんねーよ」

直巳は微笑みながら俯く

「またな。刹那。近いうちにまた会おう。じゃあな。」

直巳は、そう言ってその場を立ち去っていった。

「いつもわけわかんねー事いって勝手にどっか行っちゃうんだからな~。」

刹那は、自動販売機から出たジュースを手に取ると
瀬吏亜の病室へと、戻っていった。
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